インヴァスト証券が提供するFXのシステムトレード「シストレ24」が注目されています。この分野で口座数ナンバーワンらしいので、ユーザーにとって何らかのメリットがあるはず。FISCOリサーチレポーターの三井智映子が、同社にお邪魔して人気の秘密を聞いてきました。
人間VS. 人工知能――。SF映画でしばしば登場するシチュエーションですが、将棋のプロ棋士とコンピュータソフトが対決する電脳戦が話題となるなど、現実にコンピュータが人間に勝るシーンが見られるようになってきました。
投資の世界でも、コンピュータに取引させるシステムトレードが注目を集めています。FXのシステムトレードにおいて、国内最大手のインヴァスト証券が提供している「シストレ24」は、どの通貨を、いつ買うか(売るか)といった取引をすべてコンピュータが判断・実行してくれるとのこと。ユーザーは何をするのかというと「ストラテジー」と呼ばれる売買プログラムを選ぶだけ。
本当にそれだけで利益を出すことができるのでしょうか。人間が売買するのとコンピュータに任せるのでは、どちらのほうがいい結果を残すことができるのでしょうか。インヴァスト証券取締役の鶴見豪氏に話を聞いてきました。
三井: シストレ24はどんな特徴があるのでしょうか?
鶴見: 世界中の投資のプロが考案した「ストラテジー」と呼ばれる自動売買プログラムを選ぶだけで、FX初心者でもプロの戦略通りの取引ができることです。ストラテジー数は9000種類を超えていて、その数は世界ナンバーワン※。「質は数に宿る」という考えに基いて、世界中からストラテジーを集め、優秀なものをどこよりも多く提供しています。
三井: ストラテジーが9000種類以上もあるのは心強いですが、その一方でどれを選んだらいいのか迷ってしまいそうです。
鶴見: そんな方のために、当社では「My シストレ24」という取引ツールをご用意しています。それぞれのストラテジーにアイコンを付け、ストラテジーの性格や傾向を視覚的に読み取れるようにしています。付与されているアイコンの数が多いほど、実績を上げている「実力者」です。特に「イマコレ」というアイコンは、直近のパフォーマンスがよいストラテジー10個を当社で毎週選定しています。迷ってしまう方はこれを参考にしていただくのがよいと思います。
三井: シストレ24と人間の手動とでは、パフォーマンスにどのような違いが出ていますか?
鶴見: 大きな違いは、損失額の大きさです。FXに限らず、投資では、損失をできるだけ小さく抑えることが重要だと考えています。初心者の方の中にはリスク管理ができず、損失から目をそらしていた結果、3カ月ほどで資産が回らなくなるケースもあります。
三井: 通貨が値下がりしてしまって損切りができない……いわゆる“塩漬け状態”ですね。
鶴見: そうですね。シストレ24では、コンピュータが一定のルールに沿ってきっちり損切りをしてくれるので、塩漬け状態になることはありません。これは大きなメリットではないでしょうか。
三井: シストレ24の収益率ランキングを見ると、たくさんの利益が出ているのでびっくりしました。でも、この数字を見て「うまい話には裏があるのでは?」と不安を感じる人もいるかもしれません。
鶴見: もちろん、リスクはあります。各ストラテジーには「推奨証拠金」という文字が表示されていますが、これは“リスクの基準”と考えてください。金額が大きいほど「ハイリスク・ハイリターン」なストラテジーとなります。画面上部の証拠金メーターがリスク度合いをメーターで表示してくれるので、リスク管理も容易です。初心者の方も安心して取引ができるのではないでしょうか。ちなみに、推奨証拠金額は余力をもった設定にしているので、それを見ながら運用していただければと思っています。
三井: 数字でチェックできると、リスク管理もしやすくていいですね。ちなみにストラテジーを選ぶ際は、1つのプログラムを選べばいいのでしょうか?
鶴見: 当社としては、3〜5種類の組み合わせを推奨しています。リスクを分散するためにも、違う通貨ペア、違うストラテジーを組み合わせていただきたいですね。
三井: コンピュータに取引をお任せ……といってもメンテナンスは必要ですよね? どのくらいの頻度でチェックすればいいのでしょうか?
鶴見: 1週間に1回は見ていただきたいですね。当社から「今このストラテジーが調子いいですよー」「今このストラテジーの調子が悪いですよー」といったレポートを毎週末に配信していますので、それを参考にしていただくといいでしょう。世界中から優秀なストラテジーを集めて提供していますが、どんな相場にも勝てる万能なストラテジーはありません。ですから「今の相場に合ったストラテジーを運用し、合っていないストラテジーを外す」ことが重要なんです。
三井: 「投資を始めてみたいけど、夢中になって仕事が手につかなくなりそう」とか「投資に割く時間がなかなか取れないので、始めるタイミングが難しい」といった声をよく耳にしますが、これなら大丈夫そう。
鶴見: シストレ24を利用されている方の多くは、30〜40代のビジネスパーソンです。取引画面に張り付く必要がないですし、スマホでもPCと同じように取引ができるので仕事に集中できるのではないでしょうか。
三井: 「シストレ24を使って取引をしたいなあ」と思われた読者も多いと思うのですが、どのようにしたら始められるのでしょうか?
鶴見: まずインヴァスト証券に口座を開いていただいて、最低50万円程度入金することをオススメします。これは、資金に余裕をもって複数のストラテジーを運用していただく目安となるご資金です。次に、イマコレなどを参考にしながら3〜5種類のストラテジーを選んでください。最初のころは週に1度、パフォーマンスを見ながらストラテジーを組み替えてみてはいかがでしょうか。その際も、イマコレを参考にするといいと思います。
三井: 成績優秀なストラテジーをプッシュしてくれるので、心強いですよね。
鶴見: (1)パフォーマンスをチェックして、(2)イマコレを参考にして、(3)ストラテジーを組み替えていく。この3つの流れを3カ月間継続すれば、自分のライフスタイルに合った投資方法が見えてくるのではないでしょうか。
三井: 「FX=ハイリスク・ハイリターン」といったイメージを持っている方が多いかもしれません。
鶴見: そうした取引は、当社ではオススメしません。最初の3カ月でリスクを取り過ぎてしまって、運用ができなくなってしまうと、“経験”を積むことすらできなくなってしまいますからね。
三井: 週1回ペースでストラテジーを組み替えたほうがいいということですが、そうすることによってリスクが減るのでしょうか?
鶴見: 「100%リスクがなくなる」とは言えませんが、安定感はかなり高まります。FXを長くされている方の多くは、極端なリスクは取らず、運用成績が「年5%」ほどなんですよね。FXで「年5%」と聞くと、たったそれだけ? と思われるかもしれませんが、金融機関の定期預金に預けるよりはかなり高いので、余力の範囲の中で新しい投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「コンピュータに取引を任せる」と聞いて、抵抗を感じられた人も多かったのではないでしょうか。しかし、初心者にとって「シストレ24」が、とても有効な手段であるということがよく分かりました。
お話をうかがうまでは「人間VS. コンピュータ」だと考えていましたが、コンピュータをうまく活用すれば、人間が陥りがちな「合理的でない考え方」を回避することができるのです。世界中のプロ投資家が作り上げたストラテジーを、あなたも使ってみてはいかがでしょうか。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2015年12月16日