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» 2015年12月11日 07時20分 UPDATE

中高年齢層が支えるバイク市場:国内オートバイ市場に活況の兆し? 若者にじわり浸透 (1/3)

国内のバイク市場にブームの兆しが見えている。メーカー各社はスマートフォン用の交流アプリなどで新たな楽しみを提案し、縮小傾向の市場底入れを目指している。

[産経新聞]
産経新聞

 国内のバイク市場にブームの兆しが見えている。時間や資金に余裕ができ運転を再開する中高年齢層の「リターンライダー」の拡大に加え、バイク部で活動する女子高生を描いた学園マンガ『ばくおん!!』やバイク好きを公言するお笑い芸人の登場などで若年層にもじわりと人気が浸透。メーカー各社はスマートフォン用の交流アプリなどで新たな楽しみを提案し、縮小傾向の市場底入れを目指している。

上手なライダーがすてきな時代

 「視線を落とさず、進行方向を見続けてください」
 「Uターンは半クラでじっくりと」

 ホンダが11月下旬、交通教育センターレインボー埼玉(埼玉県川島町)で開いた40〜60代が対象の講座「ナイスミドルのためのスマートライディングスクール」。講師の宮城光さん(53)が、参加者約20人にバイクの乗り方を丁寧に指導していた。

 講座は午前と午後に約2時間ずつの実技を実施し、ブレーキングやスラローム、Uターンなどをみっちり反復練習する。千葉県我孫子市から参加した自営業の男性(50)は30年来のバイク乗りだが、「同年代の事故が多いので参加した。講座で信号の認知に思ったより時間がかかっていることが分かったので、これから速度に気をつけたい」と話した。

 かつて全日本選手権「GP250cc」で年間チャンピオンを獲得した宮城さんは、「昔は速く走るのが格好良かったが、上手なライダーがすてきな時代になった」と語る。平成27年の講座は全3回ともにほぼ満員で、28年は他地域での開催も検討する。

 講座の盛況を裏付けるように、国内のバイク市場は中高年齢層が支える構図が鮮明になっている。日本自動車工業会によると、25年度の新車購入者の平均年齢は51.0歳。17年度は42.7歳だったので、ほぼ同じ世代が主な購買層として推移している。

ks_bike01.jpg 「ナイスミドルのためのスマートライディングスクール」の参加者を先導して走る宮城光さん=11月23日、埼玉県川島町
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