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» 2015年12月21日 00時00分 UPDATE

海外売上高2年で5倍! 九州定番「マルタイ棒ラーメン」 (1/3)

即席麺製造・販売のマルタイの棒ラーメンが、アジア市場に力強く進出している。九州定番の「とんこつ」味が浸透した香港や台湾で人気が爆発し、今年度の海外売上高は2年前の5倍の10億円を見込む。

[産経新聞]
産経新聞

 即席麺製造・販売のマルタイ(福岡市西区)の棒ラーメンが、アジア市場に力強く進出している。九州定番の「とんこつ」味が浸透した香港や台湾で人気が爆発し、今年度の海外売上高は2年前の5倍の10億円を見込む。日本国内の売り上げが横ばいの中、今後は東南アジア市場も重視する。(高瀬真由子)

広がる「とんこつブーム」

 台北にあるフランス系スーパー「カルフール」の商品棚を今年6月、マルタイの棒ラーメンが席巻した。

 博多、久留米、大分など九州の7種類の味が楽しめる「九州を食す」シリーズが棚の上から下まで6段にわたり、ずらりと並んだ。

 「こんなにきれいに陳列し、お客さまに届けてくれる。感謝の気持ちで一杯です」と、マルタイの原田浩社長は喜んだ。

 アジアでの棒ラーメンブームは2013年に始まった。日本からの輸入食品を扱う香港のスーパー「759阿信屋」が取り扱ったのがきっかけだ。当時、福岡でおなじみのラーメンチェーン「博多一風堂」や「一蘭」が香港に進出しており、九州の味は舌の肥えた香港人に浸透しつつあった。そこに目を付けた日本国内の問屋が、マルタイに「とんこつブームに最も合うのは棒ラーメンではないか」と話を持ちかけた。

 「阿信屋」は香港では比較的新しく、店舗の拡大で急成長していった。2013年度の1年間で出店数は130から180にも増えた。

 この新店ラッシュを追い風に、店には棒ラーメンが並び、マルタイの知名度が上がった。それに続けとばかりに、他の大手スーパーも、棒ラーメンを置くようになった。

 マルタイは昨年末、円安を背景に台湾にも出荷し始めた。台湾のスーパーに棒ラーメンを卸す日本の問屋は、マルタイの担当者に「もともと注目はしていたが、円高のときはとても買えなかった。今がチャンスなんですよ」と語った。

yd_sankei01.jpg 台湾のスーパー「カルフール」に陳列された棒ラーメン
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