コンビニの「おでんダネ」売れ筋ランキングデータからみるお買い物リアル(3/3 ページ)

» 2015年12月29日 04時10分 公開
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チェーンごとにランキングが異なる背景

 チェーンごとにランキングが異なる背景には、他のチェーンとの差別化をしたいということがあるのではなないでしょうか。他のチェーンがやっていない独自のおでんダネを用意することで「このコンビニにしかこのおでんはないから」という理由でそのチェーンの利用者を増やすことができるかもしれません。また、バリエーションを増やす際に、出店地域に合わせた地域限定のおでんダネ用意することでそのコンビニに親しみが生まれやすくなります。

 ランクインしたおでんダネの種類をみてみると、セブンの場合、地域ごとに「こんにゃく」は5種類(糸こん含む)、「ちくわ」は4種類あります。ローソンの場合、「つくね」は3種類、「こんにゃく」は6種類です。(「つくね」については、地域ごとに異なっているか不明)

 ただ、ファミマの「白滝」や「餅入り巾着」が1種類であることを考えると、「おでんのバリエーションを増やすことで、他のチェーンとの差別化を図っているのでは?」という話は当てはまらなさそうです。ファミマはおにぎりのバリエーションも少ないことを考えると、バリエーションを増やす以外に人を引き付ける独自の工夫がありそうです(関連記事)


 ここまで、3チェーンのおでんダネランキングをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんのお気に入りのおでんダネはランクインしていましたか? 私は、だし巻玉子が一番好きなのですが、ランクインしていなくて少し寂しかったです。

 今回ランク外だったので触れることはありませんでしたが、地域によっていろいろな種類のおでんダネがあり驚きました(こんにゃくが6種類もあるとは)。冬休みに他の地域へ旅行に行ったら、地元の料理やお酒を楽しむのもいいですが、コンビニに寄って自分の知っている「コンビニおでん」との違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。

 寒い日が続きますが、みんなでおでんを食べて温まりましょう! よいお年を。ひなでした。

調査概要:

調査対象期間:2015年11月1日〜30日

調査対象地域:全国の男女

調査対象:セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの什器おでん

算出方法:おでんダネごとに購入者の割合を算出


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