日本でも、世界でこれからさらに注目されるフィンテックの新規事業を後押しする動きが出ている。2015年12月14日、フィンテック事業の立ち上げについて法律面で相談を受け付ける「FinTechサポートデスク」が設置された。金融庁がフィンテック企業を後援するということらしい。こういう動きは歓迎すべきであろう。
金融部門にいなくても、フィンテックのもたらすような流れは他の業種にも波及していく可能性は高い。例えば保険業界にも、テクノロジーが新風を巻き起こすかもしれない。
そうした流れを見据える意味でも、2016年、フィンテックからは目が離せないのである。
山田敏弘
ノンフィクション作家・ジャーナリスト。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員を経てフリーに。
国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。
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