ウェザーニューズの「気象情報」に、ラグビー日本代表が喝采水曜インタビュー劇場(天候編)(2/6 ページ)

» 2016年01月06日 06時00分 公開
[土肥義則ITmedia]

気象情報をピンポイントで提供

ウェザーニューズの浅田佳津雄氏(左)、日本ラグビーフットボール協会 日本代表チームアナリストの中島正太氏(右)

土肥: ウェザーニューズはラグビー日本代表に「気象」という側面から支援していたようですが、そもそものきっかけを教えていただけますか?

浅田: 2019年に日本でラグビーワールドカップが開催されるので、個人的に「ラグビーにチカラを入れたいなあ。何らかの形で支援できればいいなあ」と思っていました。日本代表のスタッフの方に話を聞いてみると、気象情報を集めているアナリストがいることが分かりました。

 代表チームのエディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は「天気は変えられないけれど、把握をしていれば対策をとることができる」といった考えだったので、アナリストは毎朝5時に情報を集めて、それをチーム関係者にメールで送っていました。

土肥: うわ、それは大変。

浅田: Webサイトから天候に関するさまざまな情報を得て、「今日は『晴れ』だ」といった感じで、報告されていたようです。その話を聞いて「ウチがそれやりますよ」と言って、情報提供がスタートしました。

 当時、日本代表チームは宮崎県のシーガイヤで練習していたので、そのエリアの情報を配信していました。「今日は晴れなので、外で練習できますよ」とか「明日はちょっと天気が悪くなるので、外でやりたい練習は今日中にやっておいたほうがいいですよ」といった感じで。その日の天気と1週間分の天気予報を提供していました。予報はどんどん変わっていくので、常に最新のものをお送りしていました。

土肥: チームからはどんな声がありましたか?

ウェザーニューズのスポーツ気象チーム

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