土肥: ウェザーニューズはラグビー日本代表に「気象」という側面から支援していたようですが、そもそものきっかけを教えていただけますか?
浅田: 2019年に日本でラグビーワールドカップが開催されるので、個人的に「ラグビーにチカラを入れたいなあ。何らかの形で支援できればいいなあ」と思っていました。日本代表のスタッフの方に話を聞いてみると、気象情報を集めているアナリストがいることが分かりました。
代表チームのエディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は「天気は変えられないけれど、把握をしていれば対策をとることができる」といった考えだったので、アナリストは毎朝5時に情報を集めて、それをチーム関係者にメールで送っていました。
土肥: うわ、それは大変。
浅田: Webサイトから天候に関するさまざまな情報を得て、「今日は『晴れ』だ」といった感じで、報告されていたようです。その話を聞いて「ウチがそれやりますよ」と言って、情報提供がスタートしました。
当時、日本代表チームは宮崎県のシーガイヤで練習していたので、そのエリアの情報を配信していました。「今日は晴れなので、外で練習できますよ」とか「明日はちょっと天気が悪くなるので、外でやりたい練習は今日中にやっておいたほうがいいですよ」といった感じで。その日の天気と1週間分の天気予報を提供していました。予報はどんどん変わっていくので、常に最新のものをお送りしていました。
土肥: チームからはどんな声がありましたか?
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