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» 2016年01月21日 08時00分 UPDATE

コンビニ探偵! 調査報告書:コンビニが恵方巻きの販売に力を入れる、もうひとつの理由 (3/4)

[川乃もりや,ITmedia]

コンビニが恵方巻き販売に夢中になる理由

 さて、各社の恵方巻きのラインアップを紹介したが、コンビニがこれほどまでに恵方巻きの販売に注力するのはなぜか? 

 まず、先に挙げた年間の催事商品の中で、恵方巻きは単価が安いというのが理由の1つだと筆者は考えている。例えば、秋口にアルバイトを始めた人が、最初の壁にぶち当たるのがクリスマスケーキの予約獲得である。コンビニでは高額商品に入るケーキは、売り込んでも断られ続けて凹む……なんてことはザラだ。かつて、某チェーンのノルマ販売が問題になり取り沙汰されたが、オーナーからのプレッシャーがキツく泣く泣く自腹を切るなんて話ももはや珍しくない。

 ところが、こと単価が安い恵方巻きに関しては、他の催事商品とは比べものにならないほど予約の獲得が簡単なのである。

 真面目なアルバイトは「クリスマスケーキでは協力できなかった……」という後ろめたさも手伝ってか、比較的売り込みが簡単な恵方巻きはがんばってみようという気になる。また、オーナーとしても、高価格な商品をノルマに近い形で売り付けることに気後れしてしまうが、価格の低い恵方巻きならある程度強気に出られる。アルバイトも、500円もしない恵方巻きなら、付き合いでつい買ってしまう――(※ここで一言断っておくが、筆者はアルバイトに対するノルマや強制的な購入には反対である。ただ、そのような行為が実際にあることも事実である)。

ks_lawson.jpg (出典:ローソン)

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