コラム
» 2016年01月25日 16時45分 UPDATE

笑顔なき会見の裏:「SMAP騒動」で見えた芸能界とメディアの関係 (1/3)

2016年の芸能界は国民的人気グループ「SMAP」の分裂・解散騒動という大ニュースがすべてを吹き飛ばした。今回の騒動を芸能界とメディアの関係を軸に眺めてみると……。

[産経新聞]
産経新聞

 平成28年の芸能界は国民的人気グループ「SMAP」の分裂・解散騒動という大ニュースがすべてを吹き飛ばしました。メンバー5人が“分裂回避”を表明した18日のフジ系「SMAP×SMAP」の瞬間視聴率は30%超の注目度。まだまだ予断を許しませんが、今回の騒動を芸能界とメディアの関係を軸に眺めてみたいと思います。(豊田昌継)

“キラーコンテンツ”積極的に扱わないTV各局

 30%は超えるとは思っていましたが、関西地区で33・8%、関東地区は37・2%(ビデオリサーチ調べ)と、瞬間ではありますが、五輪やサッカーW杯級の数字をマークしました。もちろん、翌朝のワイドショーはその映像を購入するなどしてトップで詳報しました。

 ところが、その後は連日のように大展開するスポーツ各紙に対し、テレビはこの“キラーコンテンツ”を積極的には扱いません。スポーツ紙や週刊誌が続報すれば、それを引用、あるいは、スポーツ紙デスク・編集委員らに解説させるにとどめています。

 芸能界のスキャンダルが表面化するたびに感じるのが、こうした“放送局と大手芸能プロとのパワーバランス”です。表明翌日のある番組で、人気タレントが「(今回の問題は)触れられませんから」と漏らしましたが、まさにそんな感じです。

 実際、18日に所属事務所が「スマスマ」に生出演すると発表して以降、番組を共同制作する関西テレビは、いつものフレンドリーな姿勢が一変。関連情報の提供すら丁重に断られました。福井澄郎社長は先週末の新春会見で「登場して思いを語るのは決して間違ってはいなかった」としながらも、「今はいろんな憶測の情報が飛んでいる。私の口から事実関係については控えさせていただきたい」と慎重な答弁でした。

SMAP騒動を報じるスポーツ各紙
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