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» 2016年02月01日 07時48分 UPDATE

2000万円超も:まるでジェット機、おきて破りの300馬力――カワサキ、ホンダのモンスターバイク (1/3)

走行性能が怪物級の「モンスターマシン」と呼ばれるバイクが人気を集めている。日本勢は技術力をアピールし、欧米勢の牙城である大型バイク市場で存在感の発揮を狙う。

[産経新聞]
産経新聞

 走行性能が怪物級の「モンスターマシン」と呼ばれるバイクが人気を集めている。ホンダが2015年12月に納入を始めた排気量1000ccクラスの「RC213V−S」は、最高時速350キロで競う世界選手権レースの出場モデルを公道で走れる仕様に変更。2190万円(日本)と価格も怪物級だが、500件以上の商談が殺到した。川崎重工業のサーキット仕様車「Ninja(ニンジャ) H2R」(1000cc)は300馬力以上の出力で、量産車として世界最高速を掲げる。

 海外サイトではあまりの性能に「まるで、ジェット機並みの速さ。クレイジーなバイクだ」と話題が沸騰している。日本勢はモンスターマシンで技術力をアピールし、欧米勢の牙城である大型バイク市場で存在感の発揮を狙う。

生産1日1台の希少品

 2015年12月21日、ホンダはイギリスにあるレース活動拠点で、RC213V−Sを初納入した。購入したマンチェスター市在住のバイク販売店オーナー、ジョン・ブラウン氏は、「ホンダのレース活動の歴史の一部が手に入るなんて、これ以上のチャンスはない。特別な日になった」と興奮した様子で語った。

 RC213V−Sは、2013、14年と世界選手権レース「Moto(モト)GP」を連覇したモデルにライト類など公道走行に必要な装備を追加。ホンダはこれまでレース参戦のために培った技術を市販車に生かしてきたが、「レース仕様車を公道で走行させる新たな試みだ」(広報部)。

 価格はホンダのバイクとして最高を更新したが、“億円単位”のレース仕様車に比べれば「破格」。熊本製作所(熊本県大津町)の熟練作業員約25人による手づくりで、生産は1日約1台という希少品だ。

 世界最高峰のレーサー気分が味わえるとあって15年7月〜12月末にウェブサイトで商談を受け付けたところ、受注枠250台の2倍以上の商談が舞い込み、日本でも約30件が成約した。

 鈴木哲夫執行役員は「コレクションにしたいという要望や、早く乗りたいという意見など大きな反響があった」と話す。

ks_bike03.jpg 初納入されたRC213V−Sにまたがる購入者のジョン・ブラウン氏
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