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» 2016年02月05日 06時40分 UPDATE

住宅業界の“黒子役”に脚光:電力自由化で、住宅業界の「緊急駆け付けサービス」がモテモテ (1/3)

家庭や小規模事業者も電力会社を選べる電力小売り全面自由化を4月に控え、住宅業界の「緊急駆け付けサービス」が脚光を浴びている。電力自由化の競争の波は思わぬ“黒子”の業種にも光を当てている。

[産経新聞]
産経新聞

 家庭や小規模事業者も電力会社を選べる電力小売り全面自由化を4月に控え、あるサービスが脚光を浴びている。鍵の紛失や窓ガラスの破損など家の困り事に応急対応する「緊急駆け付けサービス」だ。これまでは賃貸住宅、分譲マンションなど住宅業界の付加サービスとして提供されてきたが、大手電力、新規参入組の新電力が、ともに家庭向けの販売促進ツールとして続々と活用しているのだ。電力自由化の競争の波は思わぬ“黒子”の業種にも光を当てている。(藤谷茂樹)

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 緊急駆け付けサービスは鍵の紛失、窓ガラスの破損、水漏れといった家にまつわる3種類のトラブルが対象。どれも起きてしまうと、時間帯にかかわらずに対応が必要になるため、24時間体制のコールセンターに連絡すると、専門スタッフが応急措置に駆け付ける仕組みだ。

 サービスを提供する会社幹部が「これまで住宅業界の“黒子”として活動してきた」と話す。そもそも利用者にとってサービスが必要になる緊急時がそれほど多いわけではなく、サービスは賃貸物件の管理会社やマンション販売会社として提供することも多い。あくまで“実動部隊”のこうした業者が表舞台にでることはほとんどなかった。

 ところが、電力自由化はこうした住宅業界の“黒子役”に変化をもたらした。家庭向け電力販売の「おまけサービス」として大手電力と新電力が相次ぎ採用し始めたのだ。

 大手では、関西電力は1月18日、電気料金照会のウェブサービス「はぴeみる電」利用者を対象に緊急駆け付けサービスをスタート。月額100円を払えば「はぴe暮らしサポート」として困り事に緊急対応している。

 新電力も4月に合わせて新サービスとして相次ぎ採用する。東京ガスは「生活まわり駆け付けサービス」として導入。ソフトバンクは「おうちレスキュー」として始める予定だ。いずれも緊急駆け付けサービスを電力の販売促進につなげる狙いだ。

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