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» 2016年02月09日 08時00分 UPDATE

銀座で学んだこと:トップの人が実践している「4つのキーワード」 (1/4)

今回は、トップといわれる人たちが日々実践している「4つのキーワード」についてご紹介します。

[桃谷優希,ITmedia]

時間を無駄にせず、予定を立てて行動すること。ただし、予定表を全て埋めてはいけない。それでは独創力が死んでしまう(ニコラス・ハイエック)

 ニコラス・ハイエックは、世界最大の時計製造会社スウォッチの創設者。彼のように企業のトップといわれる人は何かと予定が詰まっているイメージがありますが、意外なことに彼らは自分の時間をとても大切にしています。

 今回は、トップといわれる人たちが日々実践している4つのキーワード、「時間の配分」「業務内容の見直し」「信用の土台を作る」「組織と内外」についてご紹介します。

トップの人たちの時間の作り方

 まずは「時間の配分」。1日24時間というのはみな同じですが、トップの人たちはどうされているのでしょうか。

 職業柄、私は企業のトップの人たちとお会いすることが多いのですが、彼らは出社前からメールや電話などで時間を取られることが少なくありません。それらに費やす時間の中で生産性の有無を瞬時に判断し、「非生産性」の部分を徹底的に削ることで自分の時間を作っているようです。

 IT会社社長のAさんはこうおっしゃいます。

 「非生産性とは会社の弱点、つまり社員それぞれの弱みだということ。弱点から生まれた失敗や問題が役員会の議題としてあがることも少なくない。でも、われわれトップの人間は『人材不足だから、彼らの弱点をどうにかして強化する』とは考えない。弱点を目立たせないよう、互いにフォローしてもらうようにしているんだ」と。

 これは一体、どういうことでしょうか。Aさんに詳しくお聞きしたところ、このような返事が戻ってきました。

 「弱みを強みに変えるには相当な労力と時間、それにコストが掛かる。でも、Aの弱みはBがフォローして、Bの弱みはAがフォローすれば、双方の弱みは表面化しない。そういう組織作りをしていればそもそも問題にもならないだろう?」

 このように、非生産性の部分を根本から解決することで、社内の問題に意識を向けていた自分の時間を削ることができます。すると、スキマ時間ができ、また他のことに目を向ける余裕ができるのだそうです。

 また、Aさんによると、トップの人たちは昼間に1時間ほど息抜きをすることが多いのだとか。マッサージに行ってリラックスしたり、毎週決まった時間にジムで汗を流したり。過ごし方は人それぞれですが、息抜きの時間を楽しまれているようです。

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