続いてのキーワードは「信用の土台作り」。社員と会社が互いに信用し、仕事を任せられることが重要です。建設会社社長のCさんはこうおっしゃいます。
「組織の中にいると高く評価されたいとか、上司にどう思われているかということを意識しがちになる。でも、それは会社としてあるべき姿ではない。なぜなら、それは社員と会社の間に信用がないということになるから。
本来、会社というのは、内部ではなく外部に目を向けなければ何の業績も残せないということを忘れてはならない。社員が何か失敗や問題を起こしたときに『上司に怒られる、嫌われる、飛ばされる、首にされる』と思ってしまうようでは“信用の土台”はできない。社員自ら、組織の外に損害を与える可能性があるかどうかを真っ先に考えられるように、信頼関係を築かなければならない。
正直、内々の問題なんてどうでもいい。それよりも、細かい問題をネチネチと指摘する上司がいるとしたら、それこそが問題。『〇〇で確かに失敗しましたが、社外への損害はありませんから』と自ら言える社員を育成し、また、そういう職場の環境作りをするべき。それで社員を飛ばしたりするような会社は、ハッキリ言うと成長しない」
内部ばかりに向きがちな目を外に向けるには、組織が個々とも信頼関係を築くこと。そうすれば、結果として会社は成長できるのだそうです。
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