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» 2016年02月17日 15時47分 UPDATE

「日本政府を攻撃する」公安を震撼させた少年ハッカー (1/4)

「日本政府を攻撃する」――。田舎暮らしの少年の軽はずみなネット投稿が、公安警察の逆鱗に触れた。自宅のPCにコンピューターウイルスを保管していたとして、兵庫県警警備部は2月、同県内に住む高校2年の少年を書類送検した。

[産経新聞]
産経新聞

 《日本政府を攻撃する》。田舎暮らしの少年の軽はずみなネット投稿が、公安警察の逆鱗に触れた。自宅のPCにコンピューターウイルスを保管していたとして、兵庫県警警備部は2月、同県内に住む高校2年の少年(16)を書類送検した。企業や官庁に立て続けにサイバー攻撃を仕掛ける国際的ハッカー集団「アノニマス」を自称する少年は、国内外のハッカーと交信し、仮想空間でハッキングの予行演習もしていた。「アノニマスはカッコいい」。そんな動機でサイバー攻撃に興味を抱く若者は珍しくないといい、少年の事件を「氷山の一角」と指摘する専門家もいる。

犯行時は中学3年

 《日本のどこを攻撃するの?》

 《日本政府》

 サイバー攻撃を取り締まる兵庫県警警備部の捜査員は平成25年9月、Twitter上で、政府を標的にしたサイバー攻撃を示唆する不穏なやりとりを見つけた。

 《日本政府》と書き込んだ人物のアカウントには、「アノニマス」を示すあごのとがった人物の顔の画像が添付されていた。

 アカウントの主を捜査したところ、同県相生市の当時中学3年の少年と判明。捜査員は予想外の“犯人”に驚きつつも、少年のTwitterを監視対象に加えた。

 《俺の秘蔵フォルダ》

 約2カ月後、少年はまたもTwitterに意味ありげな書き込みをする。ウイルスと疑われる9種類の不正プログラムが入った自身のPC内のフォルダを公開したのだ。フォルダの中には、インターネットバンキングの不正送金などに使われるウイルス「ZeuS」(ゼウス)も入っていた。

yd_sankei1.jpg 自宅のPCにコンピューターウイルスを保管していたとして書類送検された高校2年の少年。兵庫県警の調べに対し「かつては僕もアノニマスだった」と供述。国内外のハッカーと交信し、仮想空間でハッキングの予行演習もしていたという
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