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» 2016年02月25日 07時30分 UPDATE

大阪のMacのシェアは12.6%:「大阪にはチャンスがある」 米アップル副社長の心斎橋視察からみえた世界競争の予兆 (1/3)

米アップルのブライアン・クロール副社長が、大阪のアップルストア心斎橋を視察。米本社の役員が大阪を視察するのは初めて。

[産経新聞]
産経新聞

 米アップルのブライアン・クロール副社長が、大阪のアップルストア心斎橋で産経新聞の取材に応じ「大阪には、より多くのユーザーを獲得できるチャンスがある」と強調した。米本社の役員が大阪を視察するのは初めて。

 2015年10〜12月期には、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の世界販売台数が前年同期比0.4%増と、過去最低の伸び率にとどまった。日本でもスマホ市場の成長が頭打ちとなるなか、スマホとPCを組み合わせた顧客基盤の拡大に今後の成長の糧を求める戦略が透けてみえる。(石川有紀)

PC乗り換えを強化

 「アイフォーンをきっかけにPCのマックユーザーを増やしたい」

 1月28日、アップルストア心斎橋を視察したクロール副社長は、PCへの乗り換え需要に意欲を示した。

 調査会社、MM総研の国内携帯電話出荷概況によると、2015年のアップルの日本での販売台数はアイフォーン発売以来初めて前年を下回った。アイフォーンによる急成長に陰りがみえるなか、次の一手が求められている。

 それでも、日本のスマホ市場でのアップルの存在感は大きい。調査会社、IDCによると、2015年4〜6月期の国内スマホ出荷台数シェアはアップルが前期(同年1〜3月)比で12.0ポイント落としたとはいえ、依然として39.1%と首位を維持している。2位以下のソニー(14.9%)、シャープ(13.2%)に大差をつけている。

 一方、IDCによると、日本のPC市場は米マイクロソフトの基本ソフト(OS)ウィンドウズ搭載PCが主流だ。2015年4〜6月期の国内出荷台数シェアはNECレノボがトップの24.7%。以下も富士通、東芝、HP、Dellとウィンドウズ搭載陣営が続き、アップルは6位に甘んじている。

 長年、PCのOSを担当しているクロール副社長は「マックはウィンドウズからのデータ移行が簡単にできる。オフィスのファイル互換性もある」と指摘し、「アイフォーンの操作に慣れた顧客がPCでウィンドウズからマックに乗り換えるのはイージーだ」と自信をみせた。

ks_oosaka01.jpg 米アップルのブライアン・クロール副社長=大阪市中央区のアップルストア心斎橋
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