うどんチェーン、カフェ事業への多角化戦略の盲点すごい差別化戦略(3/5 ページ)

» 2016年02月29日 06時00分 公開
[大崎孝徳日本実業出版社]

もうちょい、がんばって!

 結論から申しますと、このカフェ1号店に対しては「もうちょい、がんばって!」というのが筆者の率直な感想です。しかしながら、カフェを気に入るか否かは、かなり個人の好みに左右されます。また、1号店でまだ試験的段階のため、これから改善されるとも思いますので、そういう前提で続きを読んでいただければ幸いです。

 コーヒー(450円)はかなりのボリュームでした。しかしながら、薄いコーヒーが大好きな筆者ですが、それにしても薄すぎる印象でした。また大変細かくて恐縮ですが、ガムシロップがコンビニ・コーヒーで提供されるようなプラスチック容器に入ったタイプでした。個人的には安っぽく感じられ、好みではありません。さらに、コーヒーの量が多いため、普通に考えて1個では足りないと思います。

 カツサンド(900円)もボリューム満点でした。味は悪くないものの、残念ながら、カツ、パンともに感動するほど「おいしい!」とは感じませんでした。ちなみに、一押しメニューは厚焼き卵のサンドウィッチということですので、それは感動的においしいのかもしれません。

 店員の皆さんは愛想もよく魅力的でしたが、接客に関しては全体的にまだ不慣れな印象でした。また、広い店内を忙しそうに動き回る姿は気の毒と言いますか、失礼ながらカフェでくつろぐという雰囲気に不適切のように感じました。

(写真と本文は関係ありません)

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