では、なぜ“世界一の借金大国”とまで言われる日本の資産が安全なのでしょうか? 理由は以下の3つです。
最も多いのは国債、いわば“国の借金”です。その割合は約9割以上を占めています。では、その国債を誰が購入しているのでしょうか? 日本は、自国の投資家が5〜6割の欧米主要国と違い、約9割以上が国内の投資家です。
日本国内の投資家は、年金を運用する団体(GPIF)、ゆうちょ銀行、かんぽ生命、民間銀行・生保・損保などの投資機関がそのほとんどを購入しています。「投資機関が買っている」といっても、元は国民が預貯金や年金保険料として預けたお金です。言い換えれば、国は国民に多額の借金をしているに過ぎません。これは家庭内で父親が息子からお金を借りるようなものです。
仮に、国が財政破綻のような最悪の事態に至った場合、乱暴な言い方ですが、国は国民に債権放棄(借金の棒引き)を求める可能性もあります。これが、日本の国債(借金)は他国の国債と比べてより安全な資産と言われるゆえんなのです。
国が保有している財産は約2000兆円と言われています。
その中身は、国が保有している土地や建物などの政府資産、外貨準備高、株式、米国債などです。いざというときは、これらの資産を売却すれば国債(借金)の返済に充てることができます。
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