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確定申告失敗談 うっかりミスで出し忘れ……提出期限を過ぎたら悲惨だった(2/2 ページ)

» 2016年03月08日 07時00分 公開
[スモビバ!]
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11万円も還付金が減ってしまった!

 税務署に駆け込んで慌てて提出したところ、還付の場合は延滞税がかからないことにホッとしたのもつかの間、税理士さんからの電話で思わぬことを告げられます。

 「青色申告特別控除の額が減るので、申告書を修正して出し直さなければなりません」

 青色申告のメリットは、何と言っても65万円の特別控除を受けられることです。ところが、期限が過ぎたあとの申告では、10万円しか青色申告特別控除が受けられなくなるというのです。つまり「65万円−10万円」で、55万円も所得が増えることになり、それだけ税金が高くなってしまいます。

「そうなんですね......。具体的には還付金の額はどれくらい減るのでしょうか?」

「柳原さんの場合は、所得税が20%の税率ですので、55万円×20%で還付金額が約11万円減少します。このほか復興所得税も精算しなければなりませんが、おおおそ11万円のマイナスとなります」

 11万円……。これだけ提出期限に遅れれば、何かしらのマイナスはあると覚悟していました。しかし、こんなに損をすることになるとは……。

 自分の愚かさとともに、青色申告の65万円控除がいかに大きなものなのかを改めて実感しました。

青色申告が取り消されてしまう!?

 11万円あれば何が買えるだろうと打ちひしがれる私に、税理士さんはさらにショッキングな事実を告げました。

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