コラム
» 2016年03月14日 07時48分 UPDATE

一流のビジネスマンを育てる「文章力」:コミュニケーション能力を鍛える鍵は「文章力向上」 (1/3)

企業活動におけるコミュニケーションでは、効果的な表現を考える力が求められる。新人研修を行う人事担当者や、コミュケーション能力を高めたいとするビジネスマンに向けて、文章力の向上と大切さを示していきたい。

[佐竹秀雄,@人事]
@人事

 企業活動におけるコミュニケーションでは、相手や場面に応じて、どのように表現すると効果的なのかを考える力が求められる。その能力は文章力と結びついている。

 考えてみていただきたい。自分のコミュニケーション能力に自信がない人は、文章力にも自信がないのではないだろうか。あなたの周囲にいる提案書がうまく書ける人とは、コミュニケーション能力も高いのではないだろうか。

 本稿では新人研修を行う人事担当者や、コミュケーション能力を高めたいとするビジネスマンに向けて、文章力の大切さと文章力向上のための方法を示していきたい。

向上しなかった文章力

 最初に「文書」と「文章」の定義についてあらためて認識していただきたい。「文書」とは書かれた書類を指す。書類なので、文書と言うときは、言語で書かれた内容だけでなく、書類としてのデザインなども含めて対象となる。

 他方、「文章」とは言語で表現されたものを指す。言語表現なので、例えば、同一の文字列がA4判とB5判に印字された場合、両者は同じ文章といえる。しかし、同じ文書とはいえない。

 さて、本題に入る。約30年前、筆者は日本商工会議所が主催していた日本語文書処理技能(ワープロ)検定にかかわっていた。その検定の試験科目に文書を作成する課題があった。

 当時よく耳にしたのが、「社員の文章力がないので困る」という、企業上層部の声であった。その悩みは30年たっても解決していないようだ。多くの社員の文章力は向上していないらしい。それはなぜだろうか。また、このまま放置しておいていいのか。

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