土肥: 下の図を見ていただけますか。これは「新宿駅」の地図ですが、ゴチャゴチャしていて、何が何だかよく分かりません。
田村: 普段利用されていない人にとっては、この地図を見ると「やっぱり、新宿駅は複雑だなあ」と感じられるかもしれません。JR新宿駅のプラットホームは1階部分に、8面16線もありますからね。ただ、この地図は上が西で下が東なんですよね。だから分かりにくい。
土肥: どういう意味でしょうか?
田村: 山手線の地図を広げてください。池袋駅―新宿駅―渋谷駅は縦に並んでいますよね。つまり、線路は南北方向に走っていて、プラットホームも線路に平行に並んでいます。ということは、連絡通路はどのように並んでいますか?
土肥: 東西です。まるで横串を通すように。
田村: 正解。だからプラットホームから階段を下りれば東または西の改札口に行くことができます。
でも、ここで疑問を感じませんか? 東西というのは全く逆向きの方角なのに、どうしてひとつにくくられているのかと。でも、難しい話ではありません。先ほど申し上げた通り、新宿駅の線路は南北に走っていて、連絡通路は横串を通している。そう考えれば、東西という逆向き方向の改札口があっても当然。ものすごくシンプルですよね。
土肥: ふむふむ。
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