青函トンネル付近のダイヤに、本州行きTRAIN SUITE 四季島のダイヤを重ねてみた。TRAIN SUITE 四季島は新函館北斗〜新青森をゆっくり走るように見えるけれど、このダイヤは実際には無理だ。走行中に後続の「はやぶさ26号」に追い越されるなんてできない。恐らく木古内駅、または奥津軽今別付近の中小国信号場で待機時間があるはずだ。
その前提で予測してみると、新幹線と貨物列車の合間をすり抜けていくダイヤになった。TRAIN SUITE 四季島は木古内駅で待機中に、はやぶさ26号と貨物列車の通過を待ち、貨物列車を追いかけるように青函トンネルに入る。中小国信号場で30分ほど待機して、貨物列車2本とすれ違う。ただし、木古内駅の待機時間を長くとれば、津軽海峡線のどこかで「はやぶさ19号」とのすれ違いができる。
あのガラス張りの展望ラウンジから、美しいE5系電車とのすれ違いを見る。これは良い演出になる。トンネルばかりの退屈な区間で、かつて駅だった竜飛定点、吉岡定点、そして中間地点の緑のライトは唯一の見物。そこに新幹線とのすれ違いが加われば楽しい。津軽海峡を日中に通過するなら、そのくらいの演出はあるかもしれない。いや、この演出のために、この時間を選んだかもしれない。
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