コラム
» 2016年05月16日 06時30分 UPDATE

マネーの達人:新社会人の皆さんへ FPの立場から生命保険のアドバイス (1/4)

新社会人の皆さんに生命保険についてのアドバイス。本稿では、生保についての大切な知識と考え方をしっかり身に着けてもらえればと思います。

[完山芳男,マネーの達人]
マネーの達人

 前回の記事に続き、新社会人となった皆さんに向けて、マネーやライフプランなどについてアドバイスをいたします。

 今回は、生命保険についてです。本コラムでは、詳細な保障額の設計や保険プランの提案はしませんが、生保についての大切な知識と考え方をしっかり身に着けてもらうきっかけになれば幸いです。

安易に勧められるまま生命保険には入らないこと

 最初に結論をお伝えすると「新社会人の皆さんは、必要性を自分自身で理解するまで生命保険には加入すべきでない」というのが、筆者の考えです。

 職場の上司や先輩から「社会人になったのだから、生命保険くらい入るのが当たり前だ」と言われた。あるいは、職場内で営業活動をしている生保のセールスレディから熱心に加入を勧められた人も多いことでしょう。

 でも、そういう理由でなんとなく保険に加入してしまうのが一番良くないパターンです。取りあえず生命保険に加入することは論外ですし、義理やお付き合いで安易に加入することも絶対に避けなければなりません。 

 現在、扶養すべき同居家族や親類がいないのであれば、死亡保障は基本的に必要ありません。死亡保障とは本来、世帯主である自分自身が万一亡くなった際、残された家族の生活が立ち行かなくなることを防ぐために、必要となる生活資金を「保険金」というまとまったお金で備えるというものです。

 仮に、社会人になったばかりのあなたが近い将来に結婚する予定があるとしても、当面は夫婦共働きをするつもりであれば死亡保障は必要ありません。死亡保障が必要になるのは、若い夫婦に子どもが生まれた際、その時点で十分な貯蓄や金融資産を保有していない場合です。

 例えば、子どもが大学を卒業して独立するまでの約20年間、世帯主を被保険者とした死亡保障を確保するのです。

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