「財布に入っていたカネがない!」 コンビニでの忘れ物が引き起こすトラブルコンビニ探偵! 調査報告書(3/4 ページ)

» 2016年05月17日 08時00分 公開
[川乃もりやITmedia]

「財布に入っていたカネがない!」

 中には「店員が盗んだのでは」という、疑心暗鬼にかられるお客さんもいる。

 代表的なのは、トイレに忘れた財布だ。特に男性に多いのが、ズボンの後ろポケットに財布を入れていて、棚や水洗タンクの上に置き忘れるというパターン。大半は、次にトイレを利用したお客さんが気付いて届けてくれる。

 忘れた本人も「あそこに置いた」という記憶が残っているので、しばらくすると連絡が入る。店が保管していることを伝えると喜んで取りに来るのだが、そこで思わぬ事態に発展することもある。

 「財布の中身が少ない!」、あるいは「入っていない!」というトラブルだ。ときには警察沙汰になることもある。

 従業員が盗んだという可能性も否定できないが、そもそも拾われる前に盗まれていたのかもしれない。届けてくれたお客さんが盗ったというのも考えられるし、もともと入っていなかったなんてこともあるだろう。

 いずれにせよ、お金に印でも付けていない限り証拠もない。財布というものは、なんとも後味の悪い忘れ物なのだ。

 以前、筆者も同様のトラブルに巻き込まれ、非常に不愉快な思いをしたことがある。それからというもの、こと財布の忘れ物に関しては、警察に提出するような書類を用意し、拾った人との間で互いに確認し合うことを忘れないようにしたものだ。

 親切心で届けた財布がアダとなってしまうことも。あなたもお金の入っていない財布を拾った際には、気を付けたほうがよいだろう。

財布は後味の悪い忘れ物なのだ(写真と本文は関係ありません)

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