「安い家賃で、なるだけ便利に住みたい」と思っている人も多いだろう。人気エリアは家賃が高く、簡単に手を出すことは難しいが、比較的安く住める駅もあるかもしれない。山手線の内側(山手線を含む)で家賃相場の安い駅を調べたところ、1位は「田端駅」(9万47円)であることが、オウチーノの調査で分かった。
2位は「西日暮里駅」(9万6817円)、以下「大塚駅」(9万9275円)、「西武新宿駅」(10万138円)、「日暮里駅」(10万573円)と続いた。「リーズナブルに都心に暮らすなら、田端駅〜鶯谷駅か、池袋駅の両脇が狙い目のようだ」(オウチーノ)
12位「巣鴨駅」、15位「駒込駅」、16位「池袋駅」、19位「上野駅」と、20位内にJR山手線の目白駅〜上野駅間がすべてランクインした。6位「早稲田駅」、8位「東大前駅」は、ともに有名大学近くの駅。10位「雑司が谷駅」も、学習院大学や日本女子大学、東京音楽大学などに近い。「単身向けの賃貸物件が多いことが、家賃相場を押し下げているのかもしれない」(同社)
東京23区内で家賃相場の安い駅はどこだろうか。調べたところ、1位は「堀切菖蒲園駅」(6万3286円)、以下「四ツ木駅」(6万4738円)、「新柴又駅」(6万8377円)、「お花茶屋駅」(6万9305円)、「見沼代親水公園駅」(6万9696円)だった。
葛飾区と足立区にある駅が独占。特に京成線の駅が多くランクインした。「京成押上線は都営浅草線と直通運転をしているので、新橋駅、日本橋駅、大門駅などへも1本で行けて通勤に便利。また、京成本線も日暮里駅、上野駅に出ればさまざまな路線が利用できる。23区内に暮らすなら、京成線沿線が狙い目のようだ」とコメントした。
2016年5月12日時点で同社のサイトに掲載されている賃貸物件のうち、駅から徒歩10分以内の物件の家賃相場を算出した。
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