オフィスグリコが成功した3つ目のポイントは、常に飽きさせないという提案だ。
グリコが、オフィスグリコをビジネスモデルとして特許取得した仕組みの中には、年間52週分の商品ローテーションを行い、3回の訪問ですべての製品をリフレッシュするという体制作りが軸となっている。
「B5サイズのボックスで、年に100〜150種類の商品バリエーションを楽しむことができる」(古藪社長)
要望に応じて、カルビーなどの他社製品を取り扱ったり、カップ麺やカップスープなどを用意したりする。リフレッシュボックスにはリクエストカードが備え付けられており、ほしいものを書いておけば、スタッフが素早く追加。「来週は会議が多いので、眠気覚ましに使えるミント系のガムを多く入れておいて」といった要望などにも柔軟に対応できるようになっている。
また、売れ筋商品の販売情報やユーザーの要望などは、専用デバイスを活用したグリコ独自のシステムで管理。効率的な補充および商品提案へとつなげている。
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