ファミコンブームの終息と、日本ゲーム業界への提言高橋名人が語る(4/4 ページ)

» 2016年07月14日 08時00分 公開
[高橋名人ITmedia]
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日本から世界へ

 私がゲーム業界に携わって、既に30年以上が経過しています。特にTVゲームがあったおかげで、現在の私が存在していると言っても過言ではありません。

 そうした恩返しをできるよう、私が今後取り組むべきことは何でしょうか。今、日本からはさまざまなコンテンツが海外に発信されています。言葉では「カワイイ」や「カラオケ」、「オタク」などがありますが、私自身が代表を務めているドキドキグルーブワークスの社名の一部、「ドキドキ」も世界で通用する言葉にしていきたいなと思っています。

 また、e-sports(エレクトロニック・スポーツ)の分野では、日本は世界に立ち遅れています。日本での賞金をかけたプロのゲーマーが、活躍できる環境を作っていくことも、必要だと思っています。私は一般社団法人 e-sports促進機構の代表理事でもありますので、将来のゲーム文化のために頑張っていき、それらの広報活動にかかわりたいです。

 皆さんも、さまざまなTVゲームを遊んでいただき、TVゲーム業界を応援してください。ともに日本を盛り上げていきましょう! (完)

著者プロフィール

高橋名人

ゲームプレゼンター、ドキドキグルーヴワークス 代表取締役名人

1959年生まれ。ファミコンブーム 真っただ中の80年代半ばに、ファミコンの「高橋名人」として一世を風靡。現在はMAGES.に所属し、ゲーム情報番組『電人☆ゲッチャ!』などでゲームプレゼンターとして活躍中。2014年、株式会社ドキドキグルーヴワークスを設立し、代表取締役名人に就任。本名は高橋利幸。

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