キヤノン、通期見通しを下方修正 円高で利益悪化

» 2016年07月26日 15時55分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは7月26日、2016年12月期の連結業績予想を下方修正し、営業利益は前回予想から350億円減(-25.4%)の2650億円になる見通しだと発表した。新興国の景気減速が長期化している上、円高が響く。

 修正後の予想売上高は800億円減(-7.4%)の3兆5200億円。

 7〜12月の為替レートは米ドル105円、ユーロ115円を想定。通期の前期比でそれぞれ約13円、約15円の円高になることで、最終損益は200億円減(-18.3%)の1800億円を見込む。

 同日発表した1〜6月期の連結決算(米国会計基準)は、売上高が9.5%減の1兆6574億円、営業利益が36.4%減の1086億円など、減収減益だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.