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» 2016年08月01日 07時20分 UPDATE

8月1日発売:「ハチロク」開発の陰にマツダからの助言 トヨタのチーフエンジニアに聞く (1/2)

トヨタ自動車はスポーツ車「86(ハチロク)」を約4年ぶりに改良し、8月1日に発売する。チーフエンジニアを務めたスポーツ車両統括部長の多田哲哉氏に狙いを聞いた。

[産経新聞]
産経新聞

 トヨタ自動車はスポーツ車「86(ハチロク)」を約4年ぶりに改良し、8月1日に発売する。エンジンの吸排気部品を改良し、低速域でも力強さを発揮するなど「走り」を追求。車体先端部(ノーズ)を下げるなど外装も変更している。チーフエンジニアを務めたスポーツ車両統括部長の多田哲哉氏に狙いを聞いた。


――従来モデルからの進化は

 「一番大きいのは、より運転手の思い通りに動くようになったことだ。スポーツ車は操作に対して期待通りに動くことがポイントで、究極の姿はレーシングカーだ。(トヨタが挑戦してきた)独ニュルブルクリンク24時間耐久レースは長く、天候の変化も激しい。完走を目指して鍛えられたことが開発に生きた」

――主な購買層は

 「プロジェクトが始まった平成19年は若者のクルマ離れといわれていた。トヨタもいろいろと手を打ったが長続きせず、スポーツ車というクルマの王道に戻る決意をした。24年の発売当初は40〜50代が中心だったが、販売店での試乗などが話題を呼び20代などに広がった。いまは20代、30代、40代、50代とほぼ均等で、20代がトップになることもある」

――改良モデルからテレビCMを始めた

 「顧客層を広げるためだ。24年の発売時はスポーツ車を使ってどう遊ぶかを伝えるイベントを重視した。ファンが定着し、改良モデルは乗り心地が飛躍的に良くなり通勤など日常の足としても使えるので顧客層を広げるタイミングになったと判断した」

トヨタ自動車が約4年ぶりに改良したスポーツ車「86」を披露するチーフエンジニアの多田哲哉氏=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ
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