橋下氏が辛辣ツイート「鳥越さん、ケツの穴小さくないか?」(2/5 ページ)

» 2016年08月02日 13時33分 公開
[産経新聞]

鳥越氏に強烈な皮肉

 有力3候補の中でも、告示後に女性問題の存在を報じた週刊文春を、名誉毀損と公職選挙法違反の罪で東京地検に告訴した鳥越氏に対する批判は特に厳しかった。

 21日には早朝から通し番号をつけて7連投。《(1)公人がメディアから追及を受けた場合には、事実無根でも、まずは取材に応じて説明すべき》《(2)逃げずにすぐに囲み取材を》《(3)きちんと説明責任を果たせないなら、今後が思いやられる》《(4)いきなり弁護士を使って法的措置を執る鳥越さん。知事になったら会見拒否か訴訟の連発》《(5)知事になる資格なし》《(6)公人は時間無制限で質問に応じて徹底して説明する義務がある》《(7)結局自分が追及を受けた場合には、報道の自由を最も守らない人だった》

 鳥越氏を徹底的にこき下ろした橋下氏。週刊朝日が平成24年、橋下氏の出自に関する記事を掲載した際、鳥越氏が主張した内容を忘れていなかったようだ。

 《あれだけ報道の自由を叫んでいたのに自分のことになったらちょっとケツの穴が小さくないか? 一方的な証言だけで僕の出自を差別的に取り上げた週刊誌に対して、鳥越さんは「連載を打ち切るな、覚悟を持って報道しろ」のように言っていた。今回の文春なんてチョロい記事。ちゃんと釈明しなさい》(21日)

 他人に厳しく、自分に甘い――。過去の言動との矛盾が露呈した鳥越氏への強烈な皮肉を放ったのだ。

 読者の反応は「橋下さんのツイートは至極正論」などと共感を示す内容が多くを占める。

 鳥越氏に対しては政策面でも違和感を覚えることが多いようで、25日に伊豆大島(東京都大島町)を訪れた際に語った「大島は消費税10%かけません。例えば半分の5%にします。国とちゃんと交渉をやっていきたい」という都知事の権限を逸脱した公約にかみついた。

 《こんな演説を許していたらもう選挙は成り立たない。言った者勝ちになる。民進党は鳥越さんの公約を実現する覚悟があるのか。その覚悟がなければ、鳥越さんにドクターストップをかけるべきだ》(25日)

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