日本マクドナルドホールディングスが8月9日発表した2016年1〜6月期の連結決算は、営業損益が4700万円の黒字に転換した(前年同期は182億円の赤字)。同期の黒字化は2期ぶり。最終損益も1億5800万円の黒字(同262億2000万円の赤字)となり、「堅調に回復基調を示している」という。
営業損益は当初18億円の赤字を見込んでいたが、「おてごろマック」の導入効果などで客足が戻りつつあり、店舗運営やマーケティングなどコストの効率化も進めた結果、利益改善が進んだ。
売上高は前年同期比23.0%増の1048億9300万円に上振れ。全店売上高は19.2%増の2050億1400万円だった。
既存店売上高は23.3%増と3四半期連続でプラスとなり、同客数は8.8%増。「昼マック」に替わり導入した「おてごろマック」が4月末に累計5000万食を突破したほか、ハンバーガーの新商品の名前を公募するといったプロモーションを展開。店舗改装などの継続的な施策とともに「相乗効果として現れてきた」という。
通期の予想は据え置き、売上高は2200億円(前期比16.1%増)、営業損益は33億円の黒字を見込んでいる。
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