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» 2016年09月06日 06時00分 UPDATE

銀座で学んだこと:お金に働いてもらうために、お金を動かす (1/3)

たくさんの報酬を得ている経営者は、「動けばお金が動くのに動かない手はない」と口をそろえます。「動けばお金が動く」とはどういう意味でしょうか? 私が働く銀座のケースを例に挙げながらご紹介します。

[桃谷優希,ITmedia]

 営業の仕事をしていて、「自分の売り上げによって給料が大きく変わる」という人が多いのではないでしょうか。それは、クラブで働く私たちも同じ。たくさんの報酬を得ている経営者の頭の中は仕事のことでいっぱいで休むという概念がないのか、第一線でバリバリ仕事をしています。その原動力とは何ですかと尋ねると、みなさんそろって「動けばお金が動くのに動かない手はない」とおっしゃいます。

 「動けばお金が動く」とはどういう意味でしょうか? 今回は、私が働く銀座のケースを例に挙げながらご紹介します。

「お金を動かす」とは、お金に働いてもらうこと

 以前の記事で、われわれホステスはお店に雇われている従業員ではなく業務委託契約者だと書きました。ホステスは自分のお客さまを持っていて、そのことを業界用語で“係”、関西では“口座”と言います。

 例えば、私のお客さまで、山田さん(仮名)という人がいたとします。山田さんが来店したとき、お店側は「ママの口座の山田さん」とか「ママの係」と認識します。このように、自分の“係”を持つようになると、お年賀やお中元の贈り物はもちろん、会社に訪問するときの交通費や手みやげなども全て自分のポケットマネーを使わなければいけません。

 それらはすべて普段のお礼としてするものなので、それをやったからといってお客さまがすぐに来店される保証はありません。物を買うのにもお金がいりますし、会社へ行く際にも交通費が必要にになります。私のお金があちこちに動いていることになります。

 よく、「金は天下の回りもの」と言います。すぐに自分の利になるわけではないけれど、常にお金を動かしていれば、新しい形になっていずれは自分のところに戻って来るという意味です。出費はキツイですが、「利を乗せて返ってくるように」という思いを込めて、自分のお金を働きに出すのです。決して安くはありませんが、身銭を切るのはちゃんとした理由があるのです。

贈り物という形で、自分のお金を働きに出す(写真と本文は関係ありません)
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