「介護離職」をしたら、社会復帰の準備も忘れずにマネーの達人(2/3 ページ)

» 2016年09月16日 05時30分 公開
[佐々木政子マネーの達人]
マネーの達人

スキルを保つ努力を忘れずに

 一般職でも同じことが言えますが、特に専門職では、10年の経歴があっても10年のブランクがあると社会で通用しなくなることがあります。介護のためとはいえ長期に渡って離職をしてしまうと、以前と同じ職に戻るには難しい状況にはなりますが、スキルを保つ努力をしておくことでブランクを軽くすることができます。

 介護離職しても「介護が仕事」と決めつけず、自分の仕事は別にあるという意識を持つことが大きなモチベーションになります。

公的な支援制度を利用する

 介護の合間にハローワークなどに足を運んで、自治体が行っている復職支援セミナーなどを利用したり復職支援事業などの情報を集めたりしておくことをおすすめします。

 大切なのは、介護と社会復帰を並行することです。介護に取られる時間は想像以上に多いですが、1日の介護の時間と内容を書き出してみると、意外なことに「見守り」でそばにいれば良い時間が見えてきます。

 見守りの時間を利用して、自身の社会復帰活動に充てることもできます。もちろん、毎日の介護疲れの休息に充てることも忘れてはいけません。

支援制度は積極的に利用しよう(写真と本文は関係ありません)

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