ニュース
» 2016年10月12日 05時30分 UPDATE

シリーズ累計販売6900万本:リアルな恐怖追求して20年、続くバイオハザードの挑戦 (1/3)

カプコンのゲーム「バイオハザード」シリーズが20周年を迎えた。主人公が恐怖と絶望の中、ゾンビと戦い抜くという内容で、全世界でシリーズ累計6900万本を販売。作り手が追い求めたのは、恐怖とそこからの解放感だ。

[産経新聞]
産経新聞

 「サバイバルホラー」というジャンルを開拓したゲーム「バイオハザード」シリーズは今年、平成8年の第1作発売から20周年を迎えた。洋館に閉じこめられた主人公が恐怖と絶望の中、ゾンビと戦い抜くという内容で、全世界でシリーズ累計6900万本を販売したカプコンの看板作品だ。その世界観は映画や遊園地のアトラクションにも展開されている。作り手が追い求めたのは、恐怖とそこからの解放感だという。(織田淳嗣)

目の前に迫る恐怖

 千葉市の幕張メッセで9月開かれた、世界最大のゲーム見本市「東京ゲームショウ2016」。多くのファンが「バイオハザード7 レジデントイービル」体験版の前に列をなした。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「プレイステーション4」など向けに平成29年1月に発売される最新作だ。

 「うわー、なんだこれ」。ゲームに興じる人たちから悲鳴が上がる。VR(バーチャルリアリティー=仮想現実)に対応しており、専用のゴーグルとヘッドフォンを着けてゲームをスタートすると、あたかも別世界に入り込んだような感覚が味わえるのだ。

 記者も体験したが、「どこからかゾンビが追ってが来るのではないか」との恐怖が高まり、実際に老婆が眼前に迫ってくる気持ちの悪さには思わず身を引いた。

 「今回の作品では『恐怖』の原点に帰った」とプロデューサーの川田将央氏は胸を張る。主人公は過去のシリーズに登場した警察出身の「レオン」や「クリス」といった屈強な男性ではなく、特殊な能力を持たない女性。長年のファンが持っている「親しみ」を、恐怖のためにあえて排除したという。

不慣れな人は操作案内を受けながらプレイした、「バイオハザード7 レジデント イービル」=9月、千葉市の幕張メッセで開かれた東京ゲームショウ2016(織田淳嗣撮影)
       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -