ニュース
» 2016年10月28日 05時30分 UPDATE

直径約5メートルの円形デスクも:デスクが変われば雰囲気も変わる――進化するオフィス家具 (1/2)

企業が組織の活性化や働きやすさを考慮したオフィス空間作りに取り組む事例が増えている。オフィス家具メーカーも企業のニーズに合わせた家具やレイアウトの提案に力を入れている。

[産経新聞]
産経新聞

 企業が組織の活性化や働きやすさを考慮したオフィス空間作りに取り組む事例が増えている。スペース効率化を図るだけではなく、横の連携を深めたり、コミュニケーションを促すための机、休憩スペースの設置が広がっている。オフィス家具メーカーも企業のニーズに合わせた家具やレイアウトの提案に力を入れている。(大島直之)

業績に効果

 大阪・梅田にあるコクヨのオフィス兼ショールーム「梅田ライブオフィス」。オフィス中心部には直径約5メートルの円形のオフィスデスク「ハーモニー」(208万995円から)が設置され、オフィス家具事業の設計、営業のほか、文具事業など幅広い部門を担当する部長以上の管理職が座り、それぞれの業務を行う。

 円形のデスクを置くことで、従来の部署ごととは全く異なるオフィスの配置になるが、全社的に組織連携を促進しようと導入した。同社ファニチャー事業本部の織田茂伸部長は「反対の声も多かった」と、3年半前の導入時を振り返る。

 それが、「今では部門間の情報共有が生まれ、販売増など業績向上にも結びついている」(織田部長)。

 各部門の連携促進以外のメリットも分かってきた。机の前方から上司の様子や表情を確認しやすく、部下も声をかけるタイミングがつかみやすい。周囲に開かれた構造なため、「緊張感があって仕事がはかどる」といった声もあるという。

 もともと、コクヨはハーモニーの開発段階では研究開発部門などで使われることを想定していた。ただ、実用化の段階で、最近の企業では働き方や組織運営の手法が変わってきていることに注目。オフィスの交流ツールとしての効用をアピールして提案し、販売にも弾みがついた。

管理職が円形デスク「ハーモニー」で仕事をしているコクヨのオフィス=大阪市北区(南雲都撮影)
       1|2 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.

注目のテーマ