忘年会シーズンを迎え、飲み会が増えるこの時期。職場の仲が深まるチャンスである一方、飲みすぎて仕事や人間関係に悪影響が出れば元も子もない。では、ビジネスパーソンが飲み会でとるべき振る舞いはどのようなものだろうか――。大鵬薬品工業が「仕事のスキルと飲み会作法」についての調査結果を発表した。
「飲みすぎて後悔したことがある」と答えた人は、全体の79%を占めた。特に二日酔いの症状に悩む人が多く、「翌日の仕事に支障が出た」と答えた人は63%だった。
二日酔いだけでなく、飲み会時の作法も仕事に悪影響があるようだ。「飲み会での失態は、仕事の人間関係に支障が出る」と答えた人は、全体の83%。回答者からは、「接待の酒席で自分が楽しんでしまい、上司や取引先から半人前扱いされた」「先輩に生意気な口を聞いてしまい、その後ぎくしゃくしてしまった」などの失敗談が集まった。無礼な振る舞いで印象を下げないよう、マナーには十分気を配るべきだろう。
さらに、「“仕事がデキない”と思われる人の飲み会作法」について聞いたところ、「お酒を飲みすぎる」が1位で、47%にのぼった。そんなビジネスパーソンに対しては、「酔いつぶれて他人に迷惑を掛ける人は、仕事もできないと思う」「他の団体や店員のことも考えるべき」と厳しい指摘が相次いだ。
2位以下は「他人のグラスが空いてもお酒を注がない」(37%)、「自分の自慢話ばかりする」(34%)、「決まった人としか話さない」(27%)と続いた。気配りや礼儀だけでなく、話題の内容も不快な印象を与えないよう注意が必要のようだ。
一方、酒席で好印象なマナーについては、「上座・下座など、席次に気を遣う」「届いた料理などを取りわける」「翌日に御礼メールを送る」などの振る舞いに支持が集まった。「コミュニケーションを円滑にし、相手に敬意が伝わる行動は好印象」とみている。
調査は10月14〜17日にかけて、20〜40代の働く男性500人を対象に、インターネット上で行った。
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