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» 2016年12月15日 07時50分 UPDATE

ライバルはSNS:年賀状離れを防げ、家庭用プリンター進化 (1/2)

年賀状づくりに便利な家庭用プリンター。今年も各メーカーは、小型化が進み、より鮮やかな色表現ができるようになったとアピールしている。

[産経新聞]
産経新聞

 年賀状づくりに便利な家庭用プリンター。今年も各メーカーは、小型化が進み、より鮮やかな色表現ができるようになったとアピールしている。一方、コンビニエンスストアなどでは手軽に印刷できるサービスが定着し、買い物に使えるポイントなどの特典も充実。ライバルは、簡単に新年のあいさつができる会員制交流サイト(SNS)だ。年賀状離れを食い止められるか――。(織田淳嗣)

スマホで操作

 ビックカメラなんば店(大阪市中央区)によると、年賀状用途でプリンターが売れ出すのは、11月下旬から12月上旬。売れ筋の機種は2万〜3万円台が中心で、PCやスマートフォンなどとの無線接続に対応し、端末上で年賀状の絵柄やデザインを選んで印刷できるのが特徴だ。

 セイコーエプソンのインクジェットプリンター「カラリオ」シリーズ「EP−879A」(店頭実勢価格は税抜き2万6800円)。幅34.9センチ、奥行き34センチで従来機種よりも面積比で11%小さくした。6色インクを使用。緑の発色が良くなるよう改良がされており、「自然の風景写真を使いたい方に最適」(同社広報担当者)という。

 キヤノンも6色印刷が可能なインクジェットプリンター「PIXUS TS8030」(同2万8千円)を9月に発売。幅37・2センチ、奥行き32・4センチで従来機種より面積比で25%小さい。

少々高くても

 調査会社のGfKジャパン(東京)によるとSNSの普及とともに、消費者の印刷需要は低下。プリンターの販売台数も減少傾向が続く。

 従来はメーカーが本体価格を下げてインクカートリッジの販売で稼ぐ方式だったが、同社の担当者は「大容量タンク搭載などで本体の機能や価格を上げ、逆に維持費を抑える傾向が出てきた」と話す。

 また、年賀状の作製以外にプリンターを使わない人にはキーボード、ディスプレー、印刷機を一体化させたはがき印刷専用の「はがきプリンター」(エプソン、同4万8700円)がやや高額ながら人気という。

年賀状作成のシーズンを迎えて設置されたカラープリンターのコーナー。写真の発色の良さなどを体験できる=大阪市中央区のビックカメラなんば店(織田淳嗣撮影)
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