さらなる収益源の確保に向け、現在注目が集まるウェアラブルデバイスの分野にも参入する。メガネスーパーは、レンズの前方に小さなスクリーンが付属した「b.g.(ビージー)」と呼ぶデバイスを2年間かけて開発。ユーザーが視線をずらすことで、通常の視界とAR(拡張現実)を切り替える機能を持つという。
取締役の束原俊哉氏は、「ユーザーが必要な情報を視認しやすいように、現在主流のシースルータイプではなくスクリーンを使用した。眼鏡店ならではの掛け心地を追求し、目に優しいことにこだわった」と語る。
来年1月より実証実験を開始し、18年春に販売開始予定。製造業での製品組み立てや医療現場など、主にBtoB領域での導入を目指す。価格は10万円以下に抑え、10億円の売り上げを想定しているという。
メガネスーパーは業績低迷から抜け出せないでいるが、アイケアを追求する戦略とウェアラブル分野への参入によってどのような結果をもたらすのか。今後の動向に注目である。
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