ビジネスパーソンは「真田丸」から何を学ぶか「真田丸」を100倍楽しむ小話(1/3 ページ)

» 2016年12月17日 07時15分 公開
[ITmedia]

「真田丸」を100倍楽しむ小話

この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら


編集部F: ついに、この日が来てしまいましたね……。明日(12月18日)の放送で今年の大河ドラマ『真田丸』が完結します。先週の放送では豊臣方の浪人たちが次々と討ち死にしていき、悲壮感がいっそう増しました。ラストは一体どのような結末を迎えるのか。

真田丸効果のおかげで上田城も今年は盛況だったよう 真田丸効果のおかげで上田城も今年は盛況だったよう

小日向: 史実では幸村が家康の本陣に突撃しますよね。「狙うは家康の首、ただひとつ!」と。家康は命からがら3里(12km)も逃げて、最後は「これまで」と切腹をしかけたというのが有名な話。真田丸が終わるのはすごく寂しいですが、幸村の人生で一番の見せ場なので、どのように描かれるのか楽しみです。

編集部F: それに伴い、2月からほぼ毎週続けてきたこの連載も、これで最終回です。総まとめ特集ということで、前回は真田丸がブームになった理由について話を伺いました。今回はぜひ真田丸からビジネスパーソンが学べることについて話し合いたいと思います。

 ドラマを振り返ってみて、小日向さんが最もリーダーシップを感じた人物は誰ですか?

小日向: やはり大坂の陣で豊臣方を率いる真田信繁(幸村)ですね。上を見れば保守的な豊臣秀頼や茶々がいて、周りを見れば後藤又兵衛や毛利勝永といった血気盛んな浪人衆がいます。板挟みにあいながらも、最善策を見つけていく行動はさすがだなと思いました。結果、大坂冬の陣では真田丸を築き、敵の大軍を打ち倒したわけですから。

編集部F: 信繁に限らず、真田一族と言えば、戦略家として知られていますが、何かビジネスに応用できることってありますか?

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