私たちの多くはイメージより言葉を使うことに慣れています。頭の中でイメージを描くことが得意な人とそうでない人もいます。実際私自身はイメージより言語で考えるタイプです。それでも、頭の中にイメージすることを意識することで恩恵を受けることが増えました。
私がヒアリングをしているとき、どのように絵を描いているか? と言うと、 頭の中に絵や図を留め、話を聞きながらそれをさらに発展させていく感覚です。
あちこちに飛びまくる話のトピックも絵を描くことで、「位置情報」として頭の中で切り分けてコントロールすることができるようになります。
イメージは鮮明である必要はありません。あくまで ぼんやりです。実際、話の内容というのは、具体的なものもあれば、抽象的なものもあります。
具体的なものは内容の状況描写・相手の見ているものをイメージする感覚で。抽象的なものであれば、描写というよりは図、フレームワークを描いてそこに話の内容を分類しながら置いていく感じです。
紙に書くようなはっきりしたものを描けるわけではありません。相手が発した情報から、その輪郭を頭の中でふわっとしたイメージで捉え、話を聞きながら、その輪郭に少しづづパーツを置き足していく感覚です
こういった頭の中の作業は、誰もが多かれ少なかれやっていることです。それをもう少し意識して行い、コントロールしてやろうという試みです。ぜひ試しにやってみてください。(泉本行志)
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