最高級クラスの高速バスといえば、中国バスが広島〜横浜間で運行している「ドリームスリーパー」がある。14席しかない贅沢(ぜいたく)なつくりや、快眠を追求したシートなどが話題になった。
そのドリームスリーパーが東京〜大阪間の路線にも導入。関東バスと両備バスによる「ドリームスリーパー東京大阪号」の運行が1月18日に始まった。
ドリームスリーパー東京大阪号は、業界初となる扉付きの完全個室を備える。座席数は11席と、ドリームスリーパーよりもさらに減らした。運賃は座席料金込みで2万円と、新幹線の指定席よりも5000円以上高い設定となっている。
高級志向のバスには、全国で人気となっている豪華列車のように、「バスに乗ること」を目的とした旅行ニーズを喚起するような贅沢な空間がつくられている。また、しっかりと睡眠や休息を取りながら、時間を有効活用して移動する手段としての需要もありそうだ。
一方、大きな事故の発生により、高速バスの安全性を不安視する声も少なくない。新型の車両や充実した設備の導入によって、最新の安全システムを備えていることも、訴求できる点になるだろう。
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