「THE ROYAL EXPRESS」は富裕層向けを意識したデザインで、車体はイギリス王室の公式色ロイヤルブルーをイメージした深い青のほかに、さりげなく金色のラインを配した。客室はゆったりした2人向かい合わせ、4人向かい合わせを中心に、一部は海に向いたペアシートを備える。
4両編成の「IZU CRAILE」に対して、こちらは8両編成となっていてゆとりがある。4号車は厨房、5号車と6号車は食堂車、3号車は多目的スペースとなった。演出には音楽を積極的に取り入れていて、テーマ曲の作曲はバイオリニストの大迫淳英氏。「ななつ星in九州」の音楽演出を担当し、現在も「ななつ星in九州」の演奏乗務員として活動されている。列車のデザインも「ななつ星in九州」の水戸岡鋭治氏だ。「THE ROYAL EXPRESS」は「伊豆急行版ななつ星」と言ってしまうと分かりやすそうだけど、伊豆急行、九州のどちらにも失礼だろう。