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» 2017年03月31日 12時05分 UPDATE

復興7年目を迎え:被災地で生きる「トヨタ式」 東北復興の未来  (1/3)

東日本大震災から3月11日で6年、東北地方の復興が正念場を迎える。自動車ではトヨタ自動車が中部、九州に次ぐ「国内第3の拠点」として、持ち前の生産方式などで地元企業の業務効率化も支援する。被災地でトヨタが思い描く未来とは――。

[産経新聞]
産経新聞

 東日本大震災から3月11日で6年を迎え、被災した東北地方の復興が正念場を迎えている。現地の産業を支える自動車では、トヨタ自動車が中部、九州に次ぐ「国内第3の拠点」として生産を広げ、持ち前の生産方式などで地元企業の業務効率化も支援する。復興7年目を迎えた被災地で、トヨタが思い描く未来とは――。

新参者

 震災6年を約1週間後に控えた3月3日。宮城県大和町にある米穀販売会社パールライス宮城を、トヨタの豊田章男社長が訪れた。

 毎年3月11日前後に被災地を訪れる一環として、グループのトヨタ自動車東日本(同県)が地元企業と連携する取り組みを視察。「トヨタ式」の指導を受けたパールライス宮城の従業員からおにぎりやのり巻きをつくるラインの効率的な配置や、在庫を減らしたカイゼン活動の説明を受けた。

 連携は仙台経済同友会が震災後の平成25年度から始め、毎年2社をモデル企業に指定し、トヨタ自動車東日本から指導を受ける。同会は「東北の企業は製造業の占める割合が低い。もの作りを広げたい」と話す。

 視察からの帰りの車中で豊田社長は「(農業など)1次産業が大きい東北で、クルマは新参者だということがよく分かった。その中でも異業種連携をやっている。もの作りは一緒だな」と話したという。

トヨタ東日本学園の授業風景。人材育成で東北のもの作りを支える=宮城県大衡村
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