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» 2017年04月14日 11時29分 UPDATE

アイリスオーヤマ:シャープ、パナ出身者が活躍 経験生かしスピード開発

アイリスオーヤマが発売するルームエアコンの開発現場では、電機大手を飛び出した熟年の技術者が活躍した。

[産経新聞]
産経新聞

 アイリスオーヤマが発売するルームエアコンの開発現場では、電機大手を飛び出した熟年の技術者が活躍した。同社は、パナソニックやシャープなどの早期退職者を積極的に雇用。今後も、長年の経験を持つ「即戦力」を増やして、大型家電の新製品を次々と投入する狙いだ。

第1号はエアコン…大型家電に参入

photo アイリスオーヤマの家電製品を紹介する真野一則さん(右)と雨堤正信さん=大阪市中央区(板東和正撮影)

 「シャープでの経験があったからこそ、開発が円滑に進んだ」。ルームエアコンの開発に携わった雨堤正信さんは、そう打ち明ける。希望退職の募集に応じて平成24年12月にシャープを退社するまで、冷蔵庫13年、エアコン20年と家電製品の開発一筋。今回はそのノウハウを存分に生かした。開発では、中国メーカーからの部品購入が必要だったが、シャープ時代の海外経験が役立ち、交渉をスムーズに進められたという。

 通常の大型家電の開発期間は2年近くかかるとされる。しかし、今回のルームエアコンは、長年の経験を持つ人材を登用した効果で、約1年で開発を終了。製品を低価格に抑えることに成功した。デザインを担当した元パナソニックの真野一則さんは「大手にありがちな根回しや余計な会議などがなかったことも、開発スピードを早めた」と話す。

 アイリスオーヤマは24年12月から、機械大手を中心に退職者の中途採用を開始。これまで、シャープやパナソニックなどの機械メーカー出身者を50人以上採用した。将来的には冷蔵庫や洗濯機の発売も検討しており、年内に約30人を新たに雇用する方針という。

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