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» 2017年04月17日 11時21分 UPDATE

ビジネスの裏側:売れまくる「宅配ボックス」 再配達49%→8%に (1/3)

宅配ドライバーの負担を軽減する切り札になるとみられている宅配ボックスの売り上げが急増、新商品の発表も相次いでいる。

[産経新聞]
産経新聞

 インターネット通販の急拡大で、宅配ドライバーの人手不足や長時間労働が問題となる中、不在時に荷物を受け取るための「宅配ボックス」が注目を集めている。ドライバーの負担を軽減する切り札になるとみられており、宅配ボックスの売り上げは急増、新商品の発表も相次いでいる。ただ、あまりの急展開に「バブル」の気配を指摘する声も出始めた。(橋本亮)

実証実験で効果

 「宅配ボックスの設置は再配達の削減に大きく貢献するはずだ」と説明するのは、パナソニック収納商品企画課の高橋弘喜課長だ。

photo 発売が延期されたパナソニックの宅配ボックス

 パナソニックと福井県あわら市は昨年11月から、同市内の共働き世帯に宅配ボックスを設置し、ドライバーの労働時間やトラックの排ガス・温室効果ガスの削減効果などを調査する実証実験を行っている。

 2月に発表した中間報告によると、宅配ボックス設置前の荷物の配達は1カ月間で583回あり、1回目で受け取ったのは47%、再配達で受け取ったのは49%だった。

 これに対し、設置後の昨年12月の1カ月間では761回の配達があり、1回目で受け取ったのは53%、宅配ボックスで受け取ったのは39%。再配達になったのは、ボックスに入りきらない大きな荷物や、冷蔵が必要な食品など8%にとどまった。

 宅配ボックスでの受け取りは299回で、これは労働時間にすると約65・8時間、二酸化炭素排出量は約137・5キロ、それぞれ削減につながった計算になるという。

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