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» 2017年04月21日 10時00分 UPDATE

10年ぶり:再び関西ミュージシャンの「聖地」に? 「バナナホール」復活 (1/3)

大阪・キタの老舗ライブハウス「バナナホール」が10年ぶりに復活した。旧ホール時代、まだ無名だったシャ乱Qやコブクロも出演するなど、関西の新人バンドの登竜門として知られた。再び関西ミュージシャンの「聖地」となるか。

[産経新聞]
産経新聞

 10年前、多くのミュージシャンや音楽ファンに惜しまれつつ閉店した大阪・キタの老舗ライブハウス「バナナホール」が今春、復活した。閉店後、多くのファンらの声に押されて再開を模索し、旧ホールにほど近い場所での再出発にこぎつけたのだ。3月末に開かれたオープニングレセプションには音楽関係者が多数集まり、10年ぶりのライブパフォーマンスに酔いしれた。旧ホール時代、まだ無名だったシャ乱Qやコブクロも出演するなど、関西の新人バンドの登竜門として知られた。再び関西ミュージシャンの「聖地」となるか。

10年ぶりに復活

 3月30日、大阪市北区のライブハウス「バナナホール」で開かれたオープニングレセプションには、音楽関係者ら約230人が集まった。旧ホールの木目調の内装とは打って変わり、黒を基調とした落ち着いた雰囲気のホールに、当時、ステージと客席を隔てる柵代わりに置かれていた名物の木製タル3つが持ち込まれた。

 以前、アルバイトをしていたというミュージシャンの吉本篤央さん(35)は「あのころの興奮がよみがえってきた。また楽しみが増えた」と笑顔をみせた。

 関係者らが、当時を懐かしむ中、メジャーデビュー後、初めてのワンマンライブを旧ホールで行ったというロックバンド「オセロケッツ」の森山公一さん(43)がステージに立つと、ホール内は静まりかえった。

 「リボーン(復活)!」森山さんが叫ぶと客席から歓声が上がった。森山さんは3曲を熱唱し、「あのころ、バナナホールで歌うことはミュージシャンにとって特別なことだった。再びステージに立つと当時の記憶がよみがえり、最高な気分」と興奮気味に話した。

 当時のバナナホール社長で、再び代表となった高木健至さん(67)は、「多くの人に育ててもらったバナナホールが復活できてうれしい。また多くの人にステージに立ってほしい」と期待を寄せた。

10年ぶりに復活した大阪・キタの老舗ライブハウス「バナナホール」。オープニングレセプションには多くの音楽関係者が詰めかけた=3月30日、大阪市北区(柿平博文撮影)
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