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» 2017年04月26日 05時30分 UPDATE

1泊3000円前後:「ディープ大阪」新世界に星野リゾートが熱視線 (1/2)

星野リゾートが「ディープ大阪」のど真ん中ともいえる大阪・新世界の隣接地に大規模ホテルを平成34年春に開業させると発表。一帯は近年、労働者の街から外国人旅行者が集う観光の街へと変ぼうしつつある。

[産経新聞]
産経新聞

 地方での高級リゾート展開やホテル再生などで知られる星野リゾート(長野県軽井沢町)が、「ディープ大阪」のど真ん中ともいえる大阪・新世界の隣接地で、20階建て608室の大規模ホテルを平成34年春に開業させると発表した。近くには、なにわの観光資源である通天閣や高さ日本一ビル「あべのハルカス」のほか、日雇い労働者らが集まるあいりん地区もある。「東京とは大きく異なるコテコテの大阪がある。観光客がディープな体験をできる絶好の立地」。星野佳路(よしはる)代表は勝算を語るが、確かに一帯は近年、労働者の街から外国人旅行者が集う観光の街へと変ぼうしつつある。(藤谷茂樹)

1泊3000円の簡宿、旅行サイトで高評価 客の半数は外国人

 計画地は、JR・南海新今宮駅(大阪市浪速区)の駅前に位置する。 

 4月中旬の新今宮。古びたビルが立ち並ぶなか、キャリーバッグを引く外国人旅行者が行き交う。その一角にある「ホテル来山(らいざん)」(同市西成区)は、外国人に人気の簡易宿泊所(簡宿)だ。料金は1泊3000円前後。香港から友人家族と旅行に来た女性は「値段が安くて旅行サイトの評価も高いので、ここに決めた」と声を弾ませた。

 来山は12年前、観光客に対応すべく改装。今では宿泊者の半数を外国人旅行者が占める。運営するホテル中央グループ(同区)の山田英範社長(40)は、低予算で世界を旅したバックパッカー経験から、「海外にある相部屋式の宿泊施設をイメージして改装した」と明かす。来山を含めグループで運営する周辺の簡宿やホテル計6軒では、部屋にベッド、ロビーに共用PCを置き、無線LANも完備して観光客を受け入れている。

星野リゾートのホテル建設予定地
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