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» 2017年04月27日 11時25分 UPDATE

「すぐにでもという話ばかり」:日本で核シェルターの需要増、北朝鮮情勢の緊迫化で (1/2)

北朝鮮が国連制裁に対抗しミサイル実験を強行するなか、日本では核シェルターや放射性物質を排除する空気清浄機の売り上げが急増している。

[ロイター]
photo 4月24日、北朝鮮が国連制裁に対抗しミサイル実験を強行するなか、日本では核シェルターや放射性物質を排除する空気清浄機の売り上げが急増している。写真は、大阪府にある株式会社シェルターのモデル核シェルターでガスマスクを着用した同社の西本誠一郎社長。26日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 24日 ロイター] - 北朝鮮が国連制裁に対抗しミサイル実験を強行するなか、日本では核シェルターや放射性物質を排除する空気清浄機の売り上げが急増している。

核シェルターの設計・施行などを行う織部精機製作所(兵庫県神戸市)は、通常の年間注文数が6件程度であるのに対し、今年は4月だけで8件の注文があったという。核シェルターは通常、地下に建設される。

社員数約20人の同社はまた、放射性物質や有毒ガスを排除するとされるスイス製の空気清浄機50台を完売し、在庫を確保しようとしていると、同社取締役の織部信子氏は話す。

6人用の空気清浄機の価格は62万円で、13人用で通常は家族向けシェルターに取り付けられている大型の空気清浄機は170万円だという。

日本で有毒ガスを使用した攻撃への懸念が高まったのは、安倍晋三首相が今月国会で、北朝鮮が神経ガスのサリンをミサイル弾頭に付けて着弾させる能力を保有している可能性があると語ってからだ。

「シェルターというのは時間とコストがかかるが、今この緊迫した状況の中で、すぐにでもという話ばかりだ」と織部氏は言う。

また株式会社アースシフト(静岡県静岡市)では、同社の地下シェルターに関する問い合わせや見積もりが10倍に増加したと、営業課長の志賀明氏は語る。問い合わせは2月から徐々に増え始め、日本全国から来ているという。

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