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» 2017年05月01日 10時22分 UPDATE

“禁じ手”:痴漢を疑われても線路に逃げてはいけない リスクだらけ (1/3)

東京都内で電車内での痴漢を疑われた男が線路を逃走するケースが今年3月以降、少なくとも7件相次いでいる。

[産経新聞]
産経新聞

 東京都内で電車内での痴漢を疑われた男が線路を逃走するケースが今年3月以降、少なくとも7件相次いでいる。4月26日には現場に残された遺留品が決め手となり、逃走していた男が警視庁に逮捕された。線路への逃走は危険なだけではなく、鉄道会社から多額の賠償を請求される可能性もあり、専門家は「冤罪(えんざい)だとしても逃走するリスクは決して小さくない」と指摘している。

コートの中に…

 「痴漢したでしょう」

 今月25日、通勤時間帯で混雑していたJR埼京線の電車内に、女性の声が響いた。20代の女性会社員は、男の手をつかんで板橋駅で下車、ホーム上で男と口論になった。様子を見ていた別の男性が仲裁に入り、男を取り押さえようとしたが、男はそれを振り切って逃走。線路に飛び降り、線路脇のフェンスを乗り越えて姿をくらました。

photo 痴漢を疑われた男が逃走したJR埼京線板橋駅の線路=東京都板橋区(緒方優子撮影)

 現場には、もみ合った際に脱げたとみられる男の黒いコートが残されていた。

 「俺はやってない」

 翌日、埼玉県川口市の自宅を訪れた捜査員に、自称無職の男(41)は当初、そう話していたが、現場に残されたコートの中には身元を示す所持品が入っていた。

 都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で逮捕された男はその後、「女性の尻に手が触れたのは間違いない。今はそれ以上は話せない」と供述しているという。

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