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» 2017年05月09日 16時02分 UPDATE

統合には時間がかかる:出光・昭シェルが業務提携、合併に先行して効果狙う

合併を目指す出光興産と昭和シェル石油が、合併に先行して業務提携を進めることで合意した。

[ロイター]
photo 5月9日、合併を目指している出光興産と昭和シェル石油は、合併に先行して業務提携を進めることで合意したと発表した。写真は出光の看板。都内立体駐車場で2015年11月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 合併を目指している出光興産<5019.T>と昭和シェル石油<5002.T>は9日、合併に先行して業務提携を進めることで合意したと発表した。原油の共同調達や生産面での協力を先行して加速することで、今年4月から3年以内で年間250億円以上の相乗効果を目指すとしている。

合併を目指す両社だが、出光興産の大株主である創業家が統合に反対。両社は昨年10月、今年4月1日付を目指していた合併を無期限で延期した。

ただ、石油製品の国内需要は過去10年で2割以上減少。昭和シェルの渡辺宏常務執行役員は、「2030年には内需が2、3割減少する想定もある。これだけ需要が下がると、個社で対応することは困難」などと、合併に先行して提携を進める狙いを説明した。

出光の丹生谷晋取締役は、創業家が反対姿勢を崩さないことを背景に、「経営統合には一定の時間がかかるという前提で物事を考える必要があると認識している。時間を有効に使うものは何かと話し合ってきた」と語った。

Copyright © 2017 Thomson Reuters

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