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» 2017年05月11日 11時48分 UPDATE

商品企画と仕入れで大手に対抗:知る人ぞ知るスーパーの一大勢力「ニチリウ」とは (1/3)

「セブンプレミアム」「トップバリュ」の2大PBに対抗する中堅・中小スーパーの連合勢力の拠点が大阪にある。

[産経新聞]
産経新聞

 スーパーなど小売業者が開発するプライベートブランド(自主企画商品、PB)は、安い割に質が良いのが魅力だ。「セブンプレミアム」「トップバリュ」が2大ブランドだが、これらに対抗する中堅・中小スーパーの連合勢力の拠点が大阪にある。食品、日用品、衣料など4千点以上を手がける日本流通産業(ニチリウ)。全国の売り場でキャッチした情報を集積し、商品開発に生かしている。

商品に囲まれ会議

photo PB「くらしモア」で展開する食料品が並ぶ日本流通産業本社の一室。食料品担当の会議室にもなる=大阪市中央区

 大阪市中央区にあるニチリウ本社の1室。毛布やクッションなどがうずたかく積まれるなか、テーブルを囲む一団があった。平和堂やオークワなどで販売されるPB「くらしモア」の寝具商品の企画会議だ。

 ニチリウ社員だけでなくスーパーのバイヤーらも参加。山下修一・商品本部長は「次の商品を決めるだけでなく、各社の売り場についての情報交換の場にもなっている」と説明する。

 ニチリウには現在、スーパーチェーン16社、生協3団体が参画。大量購入で費用を抑えるスケールメリットを生かして各社の共同仕入れを担う一方で、売り場のアイデアをもとにPB開発も手がけてきた。

 平成7年から始めたブランド「くらしモア」を中心に生鮮食品、加工食品、衣料品、住居関連品など4279点を展開(今年3月現在)。29年2月期の店頭ベースの売上高は約1200億円にのぼる。

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