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» 2017年05月15日 10時38分 UPDATE

話題の雑誌:ステマ時代だからこそ部数を伸ばしている雑誌って? (1/3)

暮らしに関するモノの使用感などを編集部で比較テストした結果を率直な語り口で掲載し、モノ選びにシビアな30〜40代の女性の心を捉えている雑誌がある。

[産経新聞]
産経新聞

 「見た目も安っぽくがっかり」「使いこなすのが難しく、コスパも悪いのでオススメできない」−。暮らしに関するモノの使用感などを編集部で比較テストした結果を率直な語り口で掲載し、モノ選びにシビアな30〜40代の女性の心を捉えている雑誌がある。生活情報誌「LDK(エル・ディー・ケー)」(晋遊舎、583円+税)だ。

創刊4年で販売部数3倍

photo 商品テストが好評な雑誌「LDK」(松本健吾撮影)

 「LDK」は、「テストする女性誌」といううたい文句通り、家電や調理器具、掃除道具など暮らしにまつわるさまざまなモノの使用感や品質などをテストした結果を誌面で紹介している。

 もともと晋遊舎(東京都千代田区)のモノ批評誌「MONOQLO(モノクロ)」の増刊で、2013年7月号から月刊化。インテリア雑誌と間違えられることもしばしばだが、「L(リビング)、D(ダイニング)、K(キッチン)」という誌名には「暮らしにまつわることは全て扱います」という意味が込められている。

 中身を知ってもらおうと、美容室の待合室に置いてもらうなど地道な営業努力が実を結び、創刊当初約7万部だった発行部数は、17年1月号では17万部を達成。5月27日発売の7月号は創刊4年記念号として約21万部の発行が決まった。創刊時の3倍と出版不況のなか、販売部数を伸ばし続けている。

 主な読者層は30〜40代の主婦たち。木村大介編集長(39)は「納得してモノを買いたい人が増えている。安ければいいのではなく、高価なら理由が気になるし、本当にいい物を知りたいと考えているようです」と分析する。

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